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我が妻にならぬか?

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ずいぶん前の職場に

「我妻(わがつま)さん」という

珍しい苗字の女の子がいた。

 

めちゃくちゃ可愛い色の白い女の子で、

性格もイマドキ珍しいくらいたおやかで控えめ、

趣味がお料理で、小柄で照れ屋さんだった。

 

”女子力”とかいうコトバが陳腐に思えるほど、

女の子としてパーフェクトで、

同性からしても「守ってあげたい!」てなるタイプ。

手がもみじのように小さいのが印象的でした。

 

 

 

同僚と言い合っていた。

「お嫁さんにしたすぎる」と。

我々が男だったら、きっと我妻さんを我が妻にする、と。

家に帰って我妻さんがやさしく迎えてくれたら、

どんな仕事の疲れも吹っ飛ぶだろう、と。

 

 

「やっぱさ、我妻さんがプロポーズされるとしたら

『我妻よ、我が妻にならぬか?』みたいな感じかな」

「何時代だよ」

 

 

みたいな会話で盛り上がってたら、

我妻さんがその場に折よく現れ、

「今ね、我妻さんのことお嫁さんにしたいよねって話しててさ」

と本人に言ったら、

 

「じつは・・・先週プロポーズされて・・・///」

 

と言う。

 

 

 

その場は阿鼻叫喚になった。

 

「我妻さんがー!我妻さんが人の妻に!!!」

 

と女子全員、なぜか落胆。(※女子だけの職場)

 

 

なんかショックでした。

あれほどの女の子を射止めた彼氏が羨ましく思えたし、

我妻さんのような理想的な女の子が

家庭に入ってしまうことを考えると、もったいない気もしたし。

 

今でいったら堀北真希ちゃん的な。

 

その職場は妙齢の女性揃いで、

皆が皆、

「結婚したいな、いつできるかな」

「彼氏が踏み切ってくれないんだ、もう別れようかな」

みたいな切羽詰まった空気だったのに、

 

さらっと学生時代からの彼氏に

熱望されて結婚する我妻さん。

「なんかもう、レベルが違う。やっぱり我妻という苗字だけある」

とかワケわかんない結論に達していた。

 

職場仲間には珍しい苗字の女子もいたけど

「我妻」姓のインパクトにはかなわない。

 

「名は体を表す」

というハナシで一件落着したのでした。

 

我妻さん、

すごく可愛い奥さんになってるんだろうなぁ(遠い目)。