三島由紀夫氏の「不道徳教育講座」が不道徳すぎてもはや爽快

f:id:sakura-neko283:20161021221654j:plain

Wikipediaより

 

三島由紀夫「不道徳教育講座」異常に面白かったので書き留めてみます。

 

三島さんについて詳しいわけではないんだけど、

今までイメージばっかりが先行してしまい

とにかくステキに狂っている人、という印象でした。

 

頭が良すぎてあらぬ方向へ向かってしまった天才、という感じ。

一単語の説明で済むはずの内容を、

丸々1ページ使って緻密に説明してしまうところとか

思考が激しく繊細すぎて生き辛そうな人、なんて思っていた。

 

でも、騙された。

「不道徳教育講座」というエッセイを初めて読んでみたら、

めちゃくちゃノーマルな感性の持ち主だったんだと気づいてしまって、

三島という人がどういう人なのか、ますます分からなくなってしまった。

 

実は自由人なんですね。

ガチガチのがんじがらめタイプかと思ってたら、真逆でした。

 

私のイメージする三島さんて、男色家で女性蔑視的、

病弱、劣等感の塊、みたいな感じでした。

 

でもエッセイの中の三島由紀夫イキイキと毒舌家でユーモラス、

女性を観察しては面白がってからかうような人。

奥さんとお子さんを大事にしていて(既婚!?)

結婚式には「(奥さんを)可愛いでしょう」とのろけるような人。

 

なんか違う・・・!|д゚)

 

でもそんな多面体みたいな人柄も魅力的。

三島本、もっと読んでみたくなりました。

 

最期や小説の印象が強すぎて人物までよく分からなかったけど、

エッセイを読んでみて「こんな人だったのか・・・!」て目が点。

 

弱いものをいじめるべし、人の恩を忘れるべし、空のお世辞を並べるべし、

大いにウソをつくべし、友人を裏切るべし、流行に従うべし・・・。

 

目次だけでもけっこうスゴイこと書いてあります。

なのに痛快なんです。三島マジック。

 

さいきんマンガばっかり読んでたけど、

久々に面白い本にヒットして、「また本読もっかな」とか

思い始めた秋の夜長。