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植木鉢を置いていく女「Y」~巨乳お色気メガネ女子

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今となってはガキンチョな話だけど、

姉の学生時代の同期に、Yちゃんという巨乳メガネ女子がいたそうです。

 

姉はYちゃんを死ぬほど嫌っていた。

「ほんっとアイツだけは・・・」と常にメラっていた。

というのも、聞くところによるとYちゃん、かなりの思わせぶり女子だった。

 

黒髪ロング、胸が強調されるリブ編みニット、真面目メガネ、

ひらふわ系の激ミニスカがお決まりスタイルのYちゃん。

男の子全員の気を引くのを趣味にしているようで、

姉の周囲の男子はみな、

「Yちゃんてさ・・・可愛いよな・・・」と思いを寄せていた。

 

姉の彼氏は「Yちゃんってさ・・・俺のこと好きかも」

とまで言い始めていた。重症であった。

 

「あいつ、こないだの夏合宿のとき、俺が目ェ覚ましてんの知ってて、

わざと俺の顔の上をミニスカでまたぎやがった。

絶対見せてきてたと思う」

 

真顔で言った。

使い古された手段ながら有効である。Yちゃん、恐るべし。

 

 

姉はカッカしながら反論した。

 

「バッカじゃない?Yちゃんはみんなにそうなんだってば!

そんなのに引っかかるとか頭悪すぎ・・・引くわ」

 

と言ったら、

 

「いや、ほかにも根拠がある。

あいつ、旅行の朝、俺んち来て、”植木鉢に水やりお願い”ってさ。

植木鉢預けるとか・・・気を許してないとムリやし」

 

とまたまた真顔で言うのだ。

 

Yちゃんはあちこちの男子の家に植木鉢を預けに行くことで有名だった。

 

 

そうやって数々の男を篭絡し、悦に入っていたYちゃん。

Yちゃん人気はピークに達していて、

姉をはじめアチコチのカップルが、Yちゃんの思わせぶり行動により

別れの危機を迎えていたほどだった。

 

この腹黒さ、ここまで突き抜けるとかえって潔いではありませんか。

 

次は何をやらかしてくれるのか?Yちゃんの動向は必聴であった。

 

が、Yちゃんもついに身を亡ぼすときがやってきた。

 

サークルメンバーでカラオケに行った時のこと。

Yちゃんの番が巡ってきて、男子たちはセクシーなYちゃんが

どんな歌を歌うのかと耳をそばだてた。

 

なんとYちゃんのチョイスは、

竹内まりや「けんかをやめて」であった。

 

懐かしの歌で、

「わたしのことを好きな2人の男子よ、わたしのために喧嘩しないで☆」

ていう内容。歌詞は結構最悪だ。

 

Yちゃんの場合、2人どころか周囲の男子全員を翻弄していたが、

Yちゃんは、自分を慕っている男子に順に熱い視線を送りながら、

甘えた鼻声で、その歌を歌い切ったという。

 

さすがに引いた男子たちは、Yちゃんのもとを去っていった。

 

相手にされなくなったYちゃんは、集まりに顔を出さなくなった。

姉は「よし、自業自得!」とガッツポーズをきめていた。

 

 

しかし、甘酸っぱい思い出というのは心に残るもので、

姉の彼氏はそのあとも

「Yってさ、やっぱイイ女だったわ・・・」

言い続けたそうだ。(妬かせ発言多すぎ)

 

その後のYちゃんの消息といえば、

二股三股で修羅場を迎えたりとなかなか華やかなものでした。

 

 

でも、思うんです。

当時は姉がやられっぱなしなこともあって

私も姉も、Yちゃんのお色気作戦に嫌悪感しかなかった。

「そんな女って実在するんだ・・・!」と衝撃だったし、

そんなフレネミーにはかかわりたくない。

友達の彼にチョッカイかけまくるとか、アタマおかしい。

 

ところが今振り返ると、恋愛マーケティングにおいてYちゃんは

凄腕だったと妙に感心してしまうのだ。

 

 

やっぱり同性に嫌われてもモテにはしる女子って

肝が据わってるし、ブレないのがある意味尊敬。

「あたしはモテる!セクシー!」と分かってて

分かりやすいお色気作戦を繰り広げるんだから、

女性として話題性もあるし、

魅力的なヒール役じゃないか、と。

 

自分はそういうのとは無縁人生なので、

生まれ変わったらYちゃんみたいな毒女人生

楽しそうだなぁとかちょっと思う。

 

Yちゃんて今どうしてるのかなぁ。

マトモな人生歩んでるんだろうか。

写真でしか見たことないけど、どっちかっていうと清楚系だった。

控えめというか、目立つ感じじゃなかったのに、

それだけのことをやってたっていうのがギャップ萌えなのかも。

 

 

3連休の真っ只中の深夜に、自分とは直接関係のない

姉の恋敵・巨乳Yちゃんのことを思い出している私。ヒマか